娘が羨ましい。
2015 / 05 / 05 ( Tue )
連休前日に息子の支援クラスの担任と、娘の担任の先生が家庭訪問に来ました。
娘の担任の先生は1カ月弱の間に、娘が『気の強い子たちに対して自分を無理に通さない』という部分をしっかり見てくれていました。
さすがベテランの先生だなー、と思いました。




そして、その夜。


娘といろいろ話していて、話の流れからAちゃんとBちゃんの話になりました。
2人とも保育園からの娘の友達です。
Aちゃんはハキハキしていて、自分意見はしっかり言う押しの強い女の子です。
多分、娘にとってはなんだかんだ言って、3歳からの一番の友達なのだと思います。
もちろん優しいところもたくさんあるのですが、時々(普通のレベルで)悪口っぽいことも言います。
悪口が嫌いな娘はそこがとても気になるようです。

娘とAちゃんと2人で遊んでる時はとても楽しいけれど、そこにさらに押しの強いCちゃんやDちゃんが加わると、空気が悪くなるからイヤだ、と言うようになりました。
それぞれ個人だと面白いのに、集まると悪口を言ったりいじわるをすることがあるからイヤなのだそうです。
CちゃんもDちゃんも保育園の時からの友達なのですが、確かにアクが強いです。
個性的で面白いのですが、ちょっといじわるな面があるのは、私にも見えています。
Aちゃんも、CちゃんやDちゃんと一緒にいるとつられて悪口を言う、と娘は言います。
集団になった時の女子のイヤな感じ…というのは、こういう小さい頃から発現されていくものなので、そこはある意味仕方がないなー、と思ったりもします。

Bちゃんは保育園の頃からぼーっとしたところがある子でした。
CちゃんやDちゃんとは対極にいるような子です。
のんびり……とも違うと私は感じていました。
よくは分からないのですが、外では自分を上手に表現できないんじゃないか、と思っていました。
(ご両親も明るくて優しいし、妹ちゃんはハキハキしているので、やはり生まれ持っての性質なんだと思います。)

クラスの女の子たちを、「押しの強い子」「普通の子」「何も言えない子」に分けると、自分は普通の子なのだと娘は言いました。
でもそれは小学生になってからで、保育園の時は何も言えない子だったと。
小学生になって、1年生の時の先生が、
「人と違う意見でも、どんどん発言してください。」
と(おそらく国語とかの授業の時に)言ったのだそうで、それを聞いてから(言うべき時には)自分の意見を言ってもいいんだ、と思えたのだそうです。
「だから、私は普通の子(の下)になれたけど、Bちゃんはずっと何も言えない子のままで、私にはBちゃんの気持ちがすごく分かるんだ。」と、娘は言いました。

「Bちゃんは、ほんとうはいっぱいいろいろ考えてるんだよ。でもそれを上手に言えないんだと思う。だから自分から何も言えないんだよ。何を考えてるのかは私にも分からないけど、Bちゃんが愛想笑いしてるのか本気で楽しいのかは私には分かるよ。」

娘の観察・分析と、私が感じていたことが一致していたようです。



で、ですね。

学校の休み時間に、Aちゃんだけでなく、CちゃんやDちゃんも一緒に遊んでいた時のことだそうです。
ひとりぼっちになっていたBちゃんの姿が目に入った娘は、Aちゃんたちに「あの子も一緒に仲間に入れて遊ぼうよ。」と提言したそうなのですが、つまんないからイヤだ…みたいなことを彼女たちが言ったのだそうです。
いつもは「いいよー。」となることが多いらしいのですが、その時はちょっといじわるが発動されたらしいのです。

そしたら娘は、
「じゃあいいよ。」と言って、自分がAちゃんたちから離れて、Bちゃんのところに行って2人で遊んだのだそうです。
いじわるな空気がイヤだったし、Bちゃんがひとりぼっちなのもイヤだし、Bちゃんと一緒に遊びたかったからそうした、と娘は言いました。


気の強い、押しの強い子たちに自分から無理矢理意見を押し通すということはしない娘ですが、
譲れないところは譲らず、自分の信念に忠実である、ということを、小3になったばかりなのに淡々と貫いている、ということを知り、私は少し驚きました。

驚いたと同時に、そんな娘が羨ましくも感じました。





と。

娘が寝てから、おとーちゃんに娘からこんな話を聞いたんだよ、と伝えたところ、
「自立してきたなー。」とおとーちゃんが言いました。
自分の中にちゃんとした軸があり、人に依るんじゃなくて、自分の軸に拠って生きていける人になるように、と思いながら娘には接してきたからなー、と、おとーちゃんが言ったのです。

癇癪持ちで、ほんとーーーーーに手のかかる娘でしたが、
そんな時もおとーちゃんは娘に根気よく付き合って、筋道立てて話しかけ続けました。
保育園の年少さんの時、わーわー泣いてる娘に本屋さんで30分近く付き合ってたこともありました。
私はダメなんです。
根気よく付き合おうと努力はするのですが、10分もするとさすがにイラっとしてきて、実力行使(抱えて連れて帰るとか)に出てしまうんですが、おとーちゃんはそれはそれは根気よく諭していました。

そして、小さいながらも自分で自分の感情を収めることができるんですよね。
筋道立てて説明されたことを理解して、納得して、自分の感情を収めるんです。


ずっと、それを「おとーちゃん、ほんとにありがとう!」と感謝してきました。
感謝だけしてきました。


でも、その夜は、そんな話をしながら、そんな姿を思い出しつつ………「あ!」と声をあげてしまいました。


「私も、そうやって育ててもらいたかった!」
って。

こんな記事
http://smalltamiel.blog82.fc2.com/blog-entry-1028.html
を3月に書いてますけど、
「ちゃんとしなさい。」ってのを、オカンだけじゃなくて大人たちにしょっちゅー言われて育ったために、ちょっと前までは掃除を適当に済ませたりすると、「あー、おばーちゃんに叱られるー。」って心のどこかで思うことがちょいちょいありました。
それくらい「ちゃんとしなさい。」とよく言われてたんだと思うんですが、
でもですね、オカンは昔から瞬間湯沸器で、子供からしたらいきなり怒りだしてカオスになってると感じることが多かったんです。
自分が親になり、オカンの気持ちもよーーく分かるようになりましたけど、そこを差し引いてもやはりカオス感は否めません。


……ちゃんとしなさい、って何よ?
子供はちゃんとしてないものやん?
怒鳴りつけるんやなくて、おとーちゃんみたいに根気強く諭してもらいたかったわ!
ああああ、親父さんは優しかったけど、子育てにはちゃんと関わってなかったよねっ!
オカンだけじゃああなるって分かりきってるのにっ!



と、かなり強めの感情が湧いてきたのでした。
すると、子供の頃のある光景がばーっと出てきました。

何かやらかしたのでしょう。
怒鳴りつけられて怖くて泣いて謝ったのに、オカンは家から私を放り出しました。
ひとしきり泣いた後、私は黙り込んだまま壁にもたれて立ち続けていました。
怒りがふつふつ湧いていたのです。

納得できなかったのでした。
何をしでかしたのか、何がオカンを怒らせたのかは覚えていないのですが、
「納得できない!」という強い怒りがずーーーっと自分の中でぐるぐるしていたことは忘れていなかったのです。

怒鳴られて放り出された…というのは、2、3回ほどしか無かったと思います。
その度に、泣いて泣いて、そして怒りでぐるぐるになっていました。



祖母か、隣の家のおばさんか、はたまた叔母か…誰かが声をかけてくれて、
オカンも怒りがおさまって、家の中に入れてもらって……だったのでしょうし、
私の怒りもその頃には消えて無くなっていた……と思っていたのですが、
「ちゃうわ。私…というか、子供の私は、まだ怒ってるわ。」
と、気がつきました。


なんとなくうやむやになってただけなんでしょうね。
怒りが。
納得できてないまま。

娘みたいに、納得して自分の感情を収めたのとは違ってたのです。





親には感謝してますけど、
自分をありのままで受け入れてもらっている感、というのは残念ながらありませんでした。
いっぱい笑ったし、いっぱい話もできたし、面白いこともたくさんあった家庭でしたが、
私はどこかいつも微妙に緊張していました。
でもそれは、大人になって親や祖母の人生を断片的にでも知ることで、仕方がなかったんだと思えたのです。
それでスッキリしてしまった部分がたくさんあります。

ですから、
まさかそんな怒りがずーっと残っていたとは、自分でもビックリでした。


「あー、私、怒ってるわー。怒ってるよー。でもって娘が羨ましいんだよー。」
と、まるで他人のことのようにおとーちゃんに言うと、おとーちゃんは笑っていました。
そうかそうかー、って。









自分の中に、自分では認識していない怒りがあって、
自分の「外」で起こっている事象や人に対して、自分の「内」にある怒りが反応して怒ってる……というパターンの人をこのところよく目にしては、イヤな気分になっていました。
それは、私自身の中にも解消されていない怒りがあるから目に留まってイヤな気分になるんだろうなー…とは思っていたのですが、自分のことはやっぱりさっぱり分からなくて、ちょいちょいとイヤな気持ちになるばかりでした。

まさかねー、
こんな怒りがあったとはねー、思いもしなかったよーーー。
やー、ビックリしまくりですよ~。
ほんとに。




あー。
娘が羨ましいっ!















まぁまぁ、一緒に寝ようよ。おかーちゃん。
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コメント
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こんにちは。

我が家の娘が、Bちゃんの様な性格です。先日、気の強いお友達が遊びに来てくれて、二人ならお友達に振り回されながらもそれなりに遊んでいました。
その後に、別のやはり気の強いお友達が来たとたん、ウチの娘はポツンとしちゃって一人遊び状態に。その内、お友達二人でコソコソ話し合って、帰ってしまいました。除けものにされた…と落ち込んでたのが可哀そうだったのです。気が弱すぎるのは確かなのですが、「負けるな。強くなれ!」と言えば更に落ち込むし、「友達が悪い!」と言って、よしよし。と庇っちゃうのも違う気がして、どう励ませば良いかわからず、娘の気持ちを聞いてあげることしか出来なくて辛かったです。

たみえさんのお嬢ちゃまと同じ小3ですが、お嬢ちゃまの様に気持を理解してくれる素敵なお友達に出会えると良いのですが。。。
by: あゆこ * 2015/05/12 11:54 * URL [ 編集] | page top↑
--◆あゆこさん◆--

コメントありがとうございます。

Bちゃんとあゆこさんのお嬢さんが全く同じとういわけではないでしょうから、
的外れな意見になってしまうかもしれませんが、テキトーに読んでいただければ、と思います。


負けるな強くなれ、と言っても娘さんにはプレッシャーでしょうから、それはしない方がいいかと私も思います。
別に弱いわけじゃないですもんね。
そこはまず大事なところかなー、と思います。
上手に自分の意見が言えない子の方が、その内面世界はとても豊かだと私は感じます。
ですから、絵でもマンガでも音楽でも小説でも、なんでもいいので「表現するもの」にたくさん触れさせてあげたらいいのではないでしょうか。
いつか大きな花を娘さんが咲かせてくれると思います。


友達が悪い、と言うのも、難しいですね。
でも、じっくりと娘さんの気持ちを聞いてあげるのは大事かと思います。
その時に、○○ちゃんたちに仲間外れにされたり、陰口みたいなこと言われて辛かった悲しかった、と自分の言葉で言うことができたら、そうだよね辛いよね悲しいよね、とその気持ちに寄り添い共感すればいいのではないかと思います。
友達が悪い、と言うのではなくて。

共感した後で、友達にダメ出しをするのではなくて、友達の行為について話し合えばいいのではないでしょうか?
こういうことは人としてどうだろう?と。
良くない、と娘さんが言えば、そうだよね人として良い行いじゃないよね、と共感し、
じゃあ自分はそういうことを絶対しない人になろう、と一緒に約束すればいいのではないかな、と思います。

そして、

ありのままのあなたが大好き、
優しいあなたが大好き、
人として正しいことが何か分かっているあなたが大好き、

と、ぎゅっと抱きしめて言葉でどんどん伝えてあげれば、自分を肯定することもできて、真に強い人になれるのではないか、と思います。

by: たみえ * 2015/05/12 17:10 * URL [ 編集] | page top↑
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お返事有難うございます。

娘を見ていると、どうしてもアドバイスをしてあげたくなってしまうのですが、親の助言によって良くない方へ影響してしまう事が怖いので、言葉を掛けるのを躊躇ってしまうのですが、今は自己主張の強いお子さんが多い様な気がして、気が弱いとか自分の気持ちを表現できない子というのは社会に出ると辛い思いをしそうで、小さいウチに考え方や行動力をつけさせてあげたいと、つい一生懸命になってしまいます。

父が老人ホームに入っているので、会いに行くとリビングに集まっている皆さんに自分から駆け寄り、ずーっとお喋りしていたりするので、人とお喋りするのが苦手と言う訳では無い様です。
相手が急かさず気長に待ってくれるか、上手く誘導して引っ張って行ってくれる様なお友達が居たら…と思いますが、同年代では難しいでしょうね(^^;

絵を描く事が大好きで、集中し始めると何時間でも絵を書いていたりするので、お友達と上手に遊べない事を気にするより、黙って見守る方が良いのかなぁと思ったりしますが、どうしても学校の集団生活が大丈夫だろうかと心配してしまいます。

まずは、アドバイスする事に力を入れるより、娘の話をよく聞いて受け止める事の方が良いのかもしれませんね。
子育てって、楽しい事も多いですが、考えさせられる事も多くて大変ですね(^^;
お忙しいところ、お返事有難うございました。大変嬉しかったです(*^^*)
by: あゆこ * 2015/05/14 11:56 * URL [ 編集] | page top↑
--◆あゆこさん◆--

お嬢さん、とっても素敵な女の子じゃありませんか~!
押しが強くていじわるなことをしてしまう女の子たちより、きっとうんとうんと素敵な感性を持ってますよね?
自慢の娘さんですね♪


あゆこさんのコメントを読んでいると、親としてはそう考えがちなのかもしれませんが、「この子が損しないように」と考えていらっしゃるように感じます。

人生において、損とか得って何なんでしょうね?
人生において、真に成すべきことは何なんでしょうね?

「より良い人生」って、あゆこさんにとってはどんなことだと考えてますか?
ご自身が「より良い人生」が何か、をしっかり意識されるようになると、自然と娘さんへの関わり方も変わってくると思います。
娘さんにかけるべき言葉、伝えるべき言葉は、きっとご自身にも必要な言葉なのだと思います。
これを機に、じっくり考えてみてはいかがでしょうか~。



親になるって、子供に育てられることでもありますよね。
ほんとにほんとに。
by: たみえ * 2015/05/14 13:56 * URL [ 編集] | page top↑
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ご丁寧なお返事を有難うございました。
子育ては、これで大丈夫だろうか?と思う事ばかりなので、少しでも褒めて頂けるととても嬉しいです。
そうなんです!そのままズバリ『損をする生き方を選ばないように』という思いが強いです。
子供には私の様には育って欲しくない。と思っているので…。
娘は娘で“私”では無いので、その考え方を変えていけたら、娘への適切な関わり方もわかってくるのでしょうね(^^;
強く思い込んでいる事を変えていくのは易しい事ではないので、子育てに影響しないようにするのは難しいですが、今回気づきを頂きましたので、子供に教えようと思った時に損得として教えていないかを考えつつ行動していこうと思います。
それに平行して、じっくり考えてみますね。少し考えてみただけで『壁』にぶつかってしまってます。細かくはコメントに載せ辛い事なので…。
まずは、有難うございました(*^^*)
by: あゆこ * 2015/05/16 13:26 * URL [ 編集] | page top↑
--◆あゆこさん◆--

> 娘は娘で“私”では無いので、その考え方を変えていけたら、娘への適切な関わり方もわかってくるのでしょうね(^^;

ほんとにそう思います。
でも、母親にとって特に「娘」はどこか分身みたいに感じてしまうところが多かれ少なかれありますよね。
だから余計に難しいよなー、って私も自分に対して思います。

お互い、娘の成長をたくさん楽しみながら子供に接していけるといいですよね♪

by: たみえ * 2015/05/18 17:48 * URL [ 編集] | page top↑
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